庭仕事のときの服装は季節と作業内容によって異なる。11月の冬囲いではこんな感じだ。
帽子。日差しを防ぎ、頭部を保護する。つばが小さめの野球帽を被る。大きなつばは作業の邪魔になり、視界が狭まる。
ネックゲイター。チューブ状の首巻き。小枝や落ち葉の襟元からの侵入を防ぐ。日焼け防止や急な来客時にはマスクにもなる。ネックウォーマーのような防寒用途ではないので、薄手で伸縮性のあるポリエステル製のものを使っている。
手首カバー。生け垣など小枝が密集したところで作業するときに手首を保護し、腕時計の落下を防ぐ。丈夫なケブラー繊維のものを使っている。手甲と同じ用途。
手袋。紐や縄を結ぶなどの細かい作業には手のひらや指にニトリルゴムがコーティングされ、背抜きになっていて蒸れにくい手袋が向く。資材運びなどは軍手でよい。
作業ジャンパー。身体にほどよくフィットした薄手のものが動きやすい。大き過ぎると回りのものに引っ掛かる。
作業ズボン。素材は綿混を選んでいる。純綿は汗をかくと足にまとわりつく。ただ、暑い日は肌触りがサラッとしたポリエステル100%が気持ちいい。小枝などがズボンを通して足を傷つける恐れがある場合、厚手のジーンズを穿くこともある。

雨や雪あるいは庭木が濡れているときは防水透湿のレインウエアの上下を着て、ゴム手袋をはめる。レインウエアは身体にフィットしたストレッチのものが動きやすい。
アウトドア向けのゴアテックス製レインウエアは透湿性は優れるが、軽量化を重視しているため、生地は弱いように思う。
庭仕事には作業向けのより安価な防水透湿ストレッチのレインウエアのほうが生地も強く、気兼ねなく使えてよい。写真のレインウエアはワークマンで購入した。
長靴。軽くて柔らかい履き心地のものを選んでいる。ただ、薄手の長靴はゴムの劣化に加え、尖ったものを踏み抜いて孔が開くこともある。消耗品と考え、安価なものを購入している。履き口に紐の付いた長靴は落ち葉や雪が入りにくい。植木屋さんの愛用する地下足袋は素人にはちょっとマニアック過ぎる。

長靴の中は蒸れやすい。ウールの靴下は吸湿性や抗菌作用があり、足が汗ばんでも不快感が少ない。中厚手のものがモコモコしなくてよい。
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